波板テラス施工

今回は、波板テラスの取り替え工事の施工例をご紹介します。
既設のテラスは、エコキュートと室外機の雨よけとして設置されていましたが、老朽化の為、取り換えとなりました。

梱包は、本体と小さな部品箱の2梱包です。

まず、既存の木製のテラスの撤去から始まりました。
撤去前・後の様子です。


壁面の形状がフラットではないので、寸法を測って部材をそれぞれカットしていきます。
まずは垂木掛けのカット。そして右側枠もカットします。

はじめに垂木掛けを取り付けます。躯体下穴はΦ4です。
通常は、あとから両側枠を取り付けますが、今回は左奥が屋根の下になっている為、手が届きにくいので先に垂木掛けと左側枠を接続してから垂木掛けを固定します。


右側枠を取り付けます。

残りの垂木掛けを取り付けます。

垂木3本を取り付けます。右端の垂木はカットして取り付けます。

残りの右側枠を取り付けて、モヤ2本を取り付けます。奥のモヤは垂木掛けと同じくカットして取り付けています。

次に柱を仮固定します。
今回は柱を埋め込まずに施工するので、側枠と柱をゴムバンドで仮固定して、余分な長さを採寸してカットします。
柱をカットする際は、切り欠きのない埋め込む方をカットします。

仮固定の様子です。テラスらしくなってきました。

カットした柱を両サイドの垂木に固定します。

前枠を取り付けます。

雨が漏れないようにしっかりコーキング処理をします。無色透明のコーキング材だと、はみ出た部分も目立ちません。

屋根の形状を採寸して波板をカットし、フックを取り付ける穴(Φ5)を開けます。
キリでも穴を開ける事は出来ますが、今回は開ける位置を採寸して、重ねて電動ドライバーで一気に開けました。

波板を取り付けます。波板を取り付ける際は、垂木掛け側に波板を突き当てて、少し、たわませて押し込みます。

本体と柱の水平垂直、屋根の傾斜を確認してから柱を固定します。
右の柱は、埋め込まずにL型アングルで固定します。

コンクリートプラグを用いて地面にL型アングルを固定し、その上から柱を被せてL型アングルと柱の接触面を外側からビス止めします。

左の柱は、既設のテラスの柱があった位置に柱を立てて、セメントで固定します。
柱をカットしている為、アンカー穴が無いので、ビスをアンカー棒代わりにして柱へ打ち込みます。


最後に鎖樋を取り付けて完成です。




既設の木製のテラスからアルミ製の波板テラスに新しくなって、見違えるようになりました。シンプルながらも機能性抜群でお勧めのテラスです。

今回は、屋根の形状や柱の埋め込みが商品の仕様と異なりますので、オリジナルの施工方法にて施工しました。
皆様も現場に合った最適な施工方法で、DIYを楽しんでみて下さい。

商品について等、ご不明な点があればお気軽にお問い合わせ下さい。