月別アーカイブ: 2013年7月

施工密着レポート「天然竹筧・竹ししおどし」

今回の施工密着レポートは「自宅の庭でししおどしの音を聴きたい!」というご依頼を頂きましたので、筧・竹ししおどしの取付レポートです。
ししおどしなんて水鉢やつくばいがないとダメなんじゃ、、と思いがちですが、
アイディア一つで手軽に楽しめます。
1.商品の組立て
設置する商品は、天然竹筧(L600mmXH1100mm)、
竹ししおどし(L900mmXH640mm)です。
どちらも写真で見るよりも大きく、存在感があります。
設置する寸法に合わせてカットしてもOKです。
DSCF6052.JPG
DSCF6053.JPG
組立てはとても簡単。道具もビスも要りません。
筧は枕木に口をはめ込むだけです。
DSCF6055.JPG
ししおどしはたて笛のような部品を受け口の竹の穴に差し込んで、
支柱の天辺のくぼみにセットします。
つまようじのような小さな部品は受け口が動かないように、
最後にたて笛の小さな穴に差し込みます。
DSCF6058.JPG
2.ホースの設置
設置場所は、お庭の池の水をちょうど抜いている所でしたので、池を囲む岩を利用して設置しました。
筧までの流水は池の底に穴を開けてチューブを埋め込む訳にはいきませんので、
目立たないよう透明ホースを使って蛇口から筧まで水を通します。
ホースは太さ12mmを使用しました。
もう1サイズ小さくても良いかと思います。
透明ホースはホームセンターで1m100円程で販売しています。
一つの蛇口を二股にする為に「三方コネクター」を使用しました。
IMG_0659.JPG
IMG_0660.JPG
筧の中は節をくり抜いて貫通した状態で届きますので、
長い棒などで押しながら下から枕木くらいまで通します。
DSCF6056.JPG
筧の脚元を埋め込む場合でもアングルで固定する場合でも同じですが、
筧は地面に対して垂直に取り付けるので、筧の中を通るホースを筧が塞いでしまう可能性があります。
その為、筧の脚元をノコギリでトンネルのように少し切り込みを入れてあげると良いです。
3.取り付け位置の確認
ししおどしの竹の後ろが石に当たるように位置を調整します。
筧から流れる水の量や高さ、水の勢いによって音が変わりますので、
色々試してみて下さい!
筧の脚や口が長い場合はノコギリで簡単にカット出来ます。
4.水平器で水平を調整して、ししおどし、筧の脚元をL型アングルで固定します。
地面がコンクリートの為、コンクリートドリルで下穴を開けてからビス止めします。
IMG_0656.JPG
IMG_0652.JPG
DSCF6095.JPG
5.アングルだけでは不安定なので、周囲をセメントで固めます。
水を混ぜるだけのインスタントセメントを10キロ程使用しました。
IMG_0679.JPG
DSCF6185.JPG
6.セメントが硬化したら完成です。
DSCF6180.JPG
DSCF6187.JPG
蛇口から筧までの水の通り道を地面に穴を掘ってホースを通して、、と考えるとかなり大がかりですが、透明ホースで筧まで水を送るだけで簡単に水の確保は出来ました。
暑い日でしたが、ししおどしが岩を打つ清々しい音に耳を傾けると
暫く暑さを忘れる事が出来ました。

施工密着レポート「GARYU竹垣ユニットみす垣」

今回の施工密着レポートは「GARYU竹垣ユニットみす垣」です。
お隣様との境界の垣根が2m程空いている為、外からの目隠しになるようにと竹垣を設置しました。
1.柱の取付位置を決めて穴を掘ります。
穴を掘る時に役立つのが穴掘り道具です。
ハサミのような形状で土を挟み込んで持ち上げます。
必要な範囲だけ深く掘れるので、柱用の穴掘りには便利です。
名称未設定-1.jpg
設置場所が土の場合は、コンクリやモルタルと比べて地盤が緩い為、
セメントを多めに流し込むので少し深め、大きく穴を掘ります。
今回、使用する柱は直径80mmの丸柱ですので、深さ60cm×縦横20cm程の穴を掘ります。
支柱の下がりを防ぐ為に穴底にブロックや硬く平らな板等を敷きます。
2.穴に柱を差し込んで水平器を用いて高さと垂直・水平を確認します。
水平器は簡単なものですと100円均一でも購入出来ます。
DSCF6041.JPG
柱を建物やブロック等に紐で括りつけて仮固定しながら調整するとやり易いですが、今回のように柱を仮で支えておく事が出来ない場合は、
石等で柱が動かないように仮で柱を固定し水平垂直の調整をします。
地面が斜めの場合もありますので、柱と柱の間にフラットバー等を当てて、
水平器を用いて水平・高さを確認して下さい。
別の方法として、柱を寝かせたまま先に造作部を取り付けてから起こして、水平垂直を調整する場合もあります。
3.造作部を取り付けます。
ユニット式は柱にLアングルが付いた状態で届くので、
Lアングルに造作部を乗せて正面から付属のビスで固定します。
写真は下穴加工をした所です。
DSCF6047.JPG
DSCF6049.JPG
4.水平垂直を再度、確認してセメントを流し込みます。
80mm丸柱2本分で、18キロの砂が2袋+セメント+水を使用しました。
地盤が土なので、流し込んだ後にセメントが周囲の水分を吸って嵩が減ってしまいます。
見た目、たっぷり流し込むくらいでちょうど良いくらいでした。
DSCF6080.JPG
素人考えでは穴の周囲が土なので、流し込むセメントにも土を混ぜたら嵩が増すと思いがちですが、セメントに水分を含んだ土を混ぜると柱がきちんと固定されません。
セメントの硬化時間を短縮したい場合に用いるのが「スーパージェットセメント(コンクリート)」です。
施工場所や季節にもよりますが、通常のセメントの半分程の時間で硬化します。
少々、高価なセメントなので通常のセメントに混ぜたりしても良いかも知れません。
5.飾りの縦子と柱キャップ、縦子キャップを取り付けて、セメントの上に砂を被せて完成です。
DSCF6174.JPG
~プロの職人さんのお手入れテクニック~
支柱に付いた余計なセメント等は硬化すると何度拭き取っても落ちにくくなります。
そんな時に使用するのがカー用品で見かけるコンパウンドを配合しているワックスやクリームです。
今回、使用したのは工業用のハンドウォッシュクリームですが、カーワックスでも同様の効果が得られます。
余計なセメント削り落し、研磨して周囲と同じ色合いに見せてくれます。
カーポートやテラスの柱でも試してみて下さい。